2008年11月9日日曜日

映画の中で使われたダルシマー

◆『昼下がりの情事 Love in the afternoon』 ('57, 米)

 チェロを学ぶ女学生(オードリー・ヘプバーン)が、私立探偵の父の調査記録にたびたび登場する男(ゲーリー・クーパー)に興味を持ち、知り合う事に成功、そのプレイボーイの心を虜にしてしまうというお話。プレイボーイは滞在しているホテルに毎夕、ロマ(ジプシー)楽団を呼び、彼らの演奏する「ファシネーション」で女性を酔わせていたのですが、そのジプシー楽団の中にツィンバロム奏者がいます。首から小型のツィンバロムをぶら下げて、そう駅弁売りのような格好です。ロマの楽団はかなり頻繁に登場します。チャンスがあったらぜひ一度ご覧あれ。

◆『うたかたの恋 Mayerling 』('69, 米)

 19世紀末、ハプスブルグ家のオーストリア皇帝の後継ぎルドルフが、不倫の恋人マリーとマイエルリンクで心中するという歴史的事件を素材にした悲劇。カトリーヌ・ドヌーブ、オマー・シャリフ。1936年にフランスで作られた同名映画の再映画化。この映画でダルシマーを演奏しているのは誰?と問うメールがあり、この時代映画で演奏していたのはJulius Klein ではないか、と答えるメールがHammerd Dulcimer Mailing Listで飛び交いました。